2013年09月18日

古布・押絵髪留め「お山のうさぎ」

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古布縮緬・押絵の髪留め「お山のうさぎ」

♪う〜さぎ うさぎ

何見てはねる〜 十五夜おっつきさ〜ん

見てはっあ〜ね〜る〜♪

台風が去って急に涼しくなりましたね〜。

明日は十五夜。。。早いものです。

先日のうさぎはよだれかけをしてましたが

このうさぎさんはお山のうさぎ

古い古い100年以上前の布

江戸縮緬で作りました。

高価な布なのでとっても小さなハギレでも

私のようなビンボー人には

切るのは勇気がいります。

お山の部分にはほどよく色褪せた

紅花染めの絞り布をポイントに。

お空は大好きなぼかし染め

まんまるお月様には

銀の粉を散らしました。

うさぎはいろんなポーズで

たくさん描いたのですが

とりあえずみっつ作りました〜。

ブローチも作る予定です。

どこにも売ってないこんな髪留め

私にとっては最高のおしゃれ〜

のつもりです♪
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裏側です〜。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日もお読みいただきありがとうございます。
<(_ _*)>

毎日とても沢山アクセスいただいております。
本当に嬉しく感謝で一杯です。
おかげ様で今月はいつもより更新できました〜。
これからも宜しくお願いします〜♪

posted by おとめ at 07:43| 押絵のアクセサリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月15日

「古布に魅せられた暮らし」
手づくりを楽しむ号其の四

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学研「古布に魅せられた暮らし」
手づくりを楽しむ号・其の四

皆様こんにちは〜。

日中はまだまだ汗ばむけれど

かすかに日差しが秋めいてきたような

そんな今日この頃ですね。

あと一息で爽やかな秋風が吹き

路上を木の葉が舞う日が来るでしょう。

♪枯葉よ〜 絶え間なく〜

散り行く〜 枯葉よ

風に散る 落葉のごと。。。♪
(中原淳一訳詩)

相変わらず鼻歌まじりで針仕事の

マドモアゼルおとめです〜ww

ところで。。。

先日ご紹介したバレッタ・ブローチ

お月見うさぎの巾着

今月13日に発売された学研の

「古布に魅せられた暮らし」

手づくりを楽しむ号・其の四

に掲載されましたのでお知らせ致します。

今回はニ作品のみですので

もっと小さな記事かと思ったら

作り方を入れて4ページもあって

とても嬉しかったです〜。

編集部の皆様 

お声をかけていただき

ありがとうございました〜。

今回も大変お世話になりました。

素晴らしい刺し子作品や

ため息のでるような日本刺繍の世界など

古布や手仕事好きには必見の一冊です。

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拙作の掲載写真です。

バレッタは編集部の方と相談の結果

「枯葉」じゃなくて

「落ち葉」にすることに決定。

フフやっぱり〜(汗)

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記事のタイトルです〜。

左側に違う作家さんの作品があるので

無断で出すわけにはいきませんので

写真のバランス上 右に自作を置いてます。

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作り方のページ

カラーでとてもわかり易いです。

自分が描いて 一生懸命考えて

デザインしたものが

こうして作り方になって載るというのは

なんだかとっても嬉しい。

また、先日書きましたように

他の御本に掲載のお話もありますので

そちらもとっても楽しみです。

発売になりましたら

ご紹介させていただきますね。

思えば 私にとって息をするのと同じくらい

人生の大切なよりどころの作品作り。。。

ですがこれまで皆様にご心配をおかけした

ご存知のような事情で ここ2,3年

思うように針仕事もできませんでした。

辛いことが無かったと言えばウソ。

今でも色々困難はあります。

けれども!

辛い事があってこその人生

だから嬉しい事があった時

その嬉しさは何倍にもなるんですよね。

これからも何が起ころうと

矢でも鉄砲でももってこい!

てな心境のおとめです〜。

手仕事を始めた30年前にくらべれば

次第に年を重ねて 目も勘も

徐々に衰えていくだろうけれど

70歳になってから画家になった

あのモーゼスおばあちゃんをお手本に

(とても及びませんが) とにかく一生

創作意欲の火をともし続けたいです。

針仕事ができないでいる間は

かわりに色々なデザインが浮かんできて

まさに人間万事塞翁が馬。。。

おかげでひどく落ち込まずにいられました。

それをぜんぶ紙(相変わらず使用済み翻訳原稿の裏)

に描いて保存してありますので

順に作っていくつもりです。

まだまだ未熟なので

もっともっと腕を磨いて 

できれば 人の心を和ませるような

素晴らしい作品を作りたい。

こんな事ができるのも

ひとえに このブログを訪れて

いつも温かく応援して下さる

皆様のおかげです。

これからも頑張りますので 

一緒に古布の世界で癒されて下さいね〜♪

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日もお読みいただきありがとうございます。
<(_ _*)>

いつも沢山のアクセスと応援本当に感謝に耐えません。
これからも針を持ちつづけて頑張ります。
どうぞ宜しくお願いします〜。








posted by おとめ at 08:29| 作品展・雑誌掲載など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月12日

古布・押絵「枯葉のブローチとバレッタ」

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古布・押絵「枯葉の髪留めとブローチ」です。

ずっと以前にバレッタだけご紹介しましたが

ブローチとお対で新たに作り直しました。

バレッタはだいぶ以前になりますが

委託のお店に色んな配色で7個ほど出し 

すべて里子に行かせていただきました〜。

東京には私を含めて8人 このバレッタの

所有者がいるんですね。

。。。。。。

8人の枯葉のバレタリアン。。。

。。。。。。

いえ、その。。。あの。。。

枯葉じゃなくて落ち葉

(同じだってば!)

ご、ごめんなさい〜〜〜

いや、枯葉は私だけです。

誓います。

殴らないで下さい。

いや、冗談はともかく

皆様とても素敵な女性です。

まだ健康だった頃は

よく一緒にお食事したり

飲みに行ったりしたお客さん達です。

皆さん大好きですよ〜♪

(話題を変えよう)

今回の新作も 

江戸縮緬の微妙な暈し染めを生かした

秋らしい作品になったかと思います。

ついでにここで 押絵のアクセサリーの

お手入れ法なんかを書いておきますね。

革製品と同様、水洗いはできませんので

マメにガーゼなどでカラ拭きしたり

金具部分は市販の滅菌ティッシュなどで

時々ぬぐっておきます。

裏地部分は色落ちする場合があるので

アルコール無しのウエットティッシュで

さっと優しくなでなで。。。

これでいつもさっぱり使えます。

特にバレッタは夏の汗ばむ時期の使用は

極力避け 時たまのお洒落にします。

もちろん

洗い立ての綺麗な髪につけることは

言わずとも当たり前ですね。

押絵のアクセサリーは以外に長持ちするんですよ。

10年 20年前のものでもびくともしません。

どうりで100年前の明治大正の押絵が

今だに出てくるワケですよね〜♪

なんだか嬉しいな〜

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裏側も秋らしい錦紗です。
(右の二つが新作です)

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日もお読みいただきありがとうございます。
<(_ _*)>

いつも沢山のアクセスと応援にただただ感謝のおとめです〜♪
これからもいろいろ作り続けて行きますので
どうぞ宜しくお願いします〜。

posted by おとめ at 17:57| 押絵のアクセサリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月04日

古布押絵・巾着「お月見うさぎ」

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古布・縮緬・押絵「お月見うさぎ」

よだれかけをしたうさぎがぴょん!

の「お月見うさぎ」の豆巾着です。

このブログではおなじみの

豆巾をアレンジしたもので

口元のくくりざるを引くと口が開き

打ち紐の方を引くと閉じるしかけ。

秋らしい小菊や撫子の柄の縮緬に

ウサギの押絵と松葉の刺繍がポイントです。

口布はうつりの良い綺麗な色味の縮緬を。。。

「ワノコト」では「ワケアリで」とすでにご紹介したものです。

実はこちらは出版社様のご依頼で

秋口に出る御本のささやかなお手伝いで

夏の盛りに急きょデザイン、制作したものです〜。

比較的平易にできるものを

とのご要望でしたので

無い頭をふり絞った結果

簡単に出来るワリには見映え良く

縮緬の可愛らしさを強調した作品ができました。

今回はこれとあと一作品が掲載されます。

そちらもあとでご紹介しますね。

思いがけない事は重なるもので、

それと前後するように

他の出版社様からも作品掲載の

大変嬉しいお話がありましたので

張り切って作り方を書いたり 

デザイン画を綺麗に描きなおしたり

作り方の手元撮影に伺ったり

とても忙しかったけれど 本当に楽しく

貴重な経験をさせていただき

充実した夏を過ごすことができました。

編集部の皆様 お目に留めていただき

心から感謝申し上げます。

お陰様で いつもより

針を持つ手もうきうきとして

大好きな古布で創作していると

看護でいささか疲れた心も体も癒されました。

これも日頃ブログに訪れて下さり 

応援してくださる皆様のおかげです。

御本が発売になりましたら

ブログにてまたご紹介させていただきますので、

皆様どうぞお楽しみに〜♪

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裏側です。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日もお読みいただきありがとうございます。
<(_ _*)>

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2013年08月28日

古布押絵・ブローチ・「赤まんまと露草」

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古布・押絵「赤まんまと露草のブローチ」です〜。

この頃はなんだか野の花にひかれます。

年のせいでしょうかね〜。

若い頃は大好きだった西洋風の派手な花より

路傍で残暑に耐えながら 可憐な花を開いている

露草やら赤まんま(イヌタデ)を見ると

つい摘んで来て レトロなコップに生けて

束の間 ぼんやり眺めていたり

スケッチしてみたりします。

そんなわけでできたブローチです。

露草は「蛍草」(ほたるぐさ)とか「月草」

はたまた「藍花」なんていう

風雅な別名をもつ それこそ露のように

はかなげな花です。

目の覚めるような青い花ですが

早朝につむと あららっという間にしぼんじゃう。

この花びらを集めてできた染料は

昔の染物の下絵に使われたそうです。

水洗いすると消えるためだとか。

幼い頃やった色水遊びなどにはぴったりの花。

一方 赤まんまは 昔からままごとのごちそうでした。

これをしごいて小さなお皿や葉っぱに乗せて

「お赤飯です。さあ、どうぞ」と

遊んだ方も多いことでしょう。

私が住む大都会の真ん中では

目をこらして探さないと年々少なくなりつつある

こんな可憐な野の花。。。

小学生の頃、野原や江戸川べりを

毎日駆け回っていた時は

当たり前のように咲いていた花たち。

その価値が今わかったような気がします。

あの頃の思い出を胸に飾りたくて作りました〜。

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ぎりぎりアップです〜。

バックの暈しの布は苦労して探しました。

まわりをシックな絞りでふちどって

小さなビーズで玉の露を。。。

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裏側です。

黒の錦紗縮緬を丁寧に貼りました。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日もお読みいただきありがとうございます。
<(_ _*)>

超マイペースな更新にもかかわらず
毎日沢山のアクセスと応援に
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2013年08月10日

とうもろこしの姉様人形

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とうもろこしの皮で作った姉様人形♪
Traditional "Anesama Dolls" made from
cornhusks remind me my childhood and
my grandmother.
まわりにあるのはアンティークの貼り絵や千代紙です。

毎年今頃の時期になると思い出すのが 

今はとっくに亡きおばあちゃんのこと。

おばあちゃん子だっただけに

10才の頃から祖母には

いろんな事を教えてもらいました。

いえ、教えた、というのは当たっていません。

おばあちゃんは私に「教える」事はしませんでした。

私がおばあちゃんのする事を見ていた

というほうが正解でしょう。

お針の仕方、ぬか漬けのつけ方、ご飯の炊き方

植物や動物への慈しみ

自分の好きなものを大事にとっておく習性。。。

お部屋を綺麗にするのだけは似ませんでしたが(笑)

今日の私があるのはすべてこの

おばあちゃんのおかげ、といっても過言ではなく。

そこで! おばあちゃんを偲んで

昔一緒に作ったのを一生懸命思い出して

とうもろこしの皮の姉様を作ってみました。

髪も着物も全部とうもろこしの皮!

究極のエコ人形です。

古布の髪飾りや半襟で彩りを添えました。

とうもろこしの柔らかい皮を一日陰干しして

和紙のような風合いになったものを使います。

おばあちゃんの姉様はびん「鬢」と「たぼ」が一緒になった

正統派の江戸姉様でしたが

なんせ今のスーパーで買うとうもろこしは

皮の幅が狭いのでムリなのです。

なので 自分なりにアレンジして

なんとか日本髪を結ってあげました。

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(from left: merchants' daughter, young girl, married woman...hairsyles in Edo period helped people to identify their jobs or positions mutually )
後姿:

左から結綿(江戸下町娘の髪型)

桃割れ(若い頃のおばあちゃんが結っていた髪型)

そして丸髷(ひいおばあちゃんの髪型)です〜。

他にもつぶし島田とか天神とか高島田とか

色々あって、日本髪の素敵さは大変なものです。

昔は髪型で年令や職業、

既婚か未婚かもわかってしまったのです。

そしてそれぞれの髪型を結う心意気というか

たとえばつぶしの島田を結えるのは粋筋の

芸者衆だけとか。。。決まりがあったのです。

この世で自分に与えられた立場みたいなものを

しっかりと踏まえて それなりのプライドと覚悟を持って

生きていたようです。すごいですね〜。

現代はウイッグや毛染め、少しでも若作りにと

あの手この手。。。本当に幸せな時代ですね。

私は猫っ毛なのでムリでしたが

妹はそれこそカラスの濡れ羽色の髪の持ち主で

昔はよく妹の髪をいたずらしては

日本髪風に結って遊んでいたものです。

まあ見よう見真似でしたけれどね。

ちょうど中原淳一の描く女性のような

新日本髪というんでしょうか。。。

今でもコシのある、素敵な黒髪の女性を見ると

結ってあげたくてたまらなくなるんですよ。

祖母は70歳過ぎても白髪がほとんど無く

腰まであった長い髪を梳っていました。

80才近くになって入院してやっと短髪にしましたが

私は祖母に似たのか白髪は少ないです。。。が

髪も少ないんですよう(;;)

ままま、それはいいとして。。。

姉様遊びの歴史は古いです。

和紙や千代紙で作った姉様はもちろん綺麗なのですが、

とうもろこしの皮という身近な材料で

可愛らしい人形を作った昔の人の心に私はひかれます。

そして。。。このとうもろこしの皮の人形は

世界中にあるんですよ。

とうもろこしのとれる場所ならどこにでも。。。

たとえば

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Dolls made from cornhusks are in all over the world. These cute dolls are from Italy.
こちらは昔イタリアのアオスタ村という所で

偶然見つけたとうもろこし人形です。

何十年たった今でもこのとおり可愛らしいままです。

世界中どこでもこんな優しいほのぼのした人の心は

いつも、いつまでも私を慰めてくれます。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日もお読みいただきありがとうございます。
<(_ _*)>

毎日沢山のアクセス、皆様の応援に本当に元気をいただいております。

posted by おとめ at 20:32| お人形たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月19日

古布 押絵かんざし「恋文すずめ」

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古布・押絵のかんざし「恋文すずめ」です〜♪

浴衣にさりげなくつけられる

可愛いかんざしが欲しかったので

すずめの押絵で作ってみました。

すずめはすずめでも

「ふくら雀」でもなければ

「稲すずめ」でもありません。

恋しいあの方へ恋文を届けてくれる

「恋文すずめ」!

この乙女ワールドにしか

棲息していない雀。。。

あ〜せめてウン十年前のあの日あの時に

こんな雀がいたならば。。。

今となってはもう遅い。。。

愛しい彼氏とデートの際にも

何気に恋心を伝えられそうな。。。

そんなお年頃にぴったりですが

な〜に、色気より食い気になって久しい

この私だって 一本髪にさせば

「それなりに」 そこはかとなく

いい雰囲気になる (かも) 知れません。

これ、シンプルですけど

雀の下絵は何度も納得行くまで

描きなおしました。

使う布によって可愛らしくも

シックにもなりますね。

アンティーク着物にもいいです。

結び文ってすごく日本的だと思います。

文紋も着物の柄には沢山あって好きです。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
いつも沢山のアクセス本当にありがとうございます。

(すみません。消すと言いながらうっかり

コメント欄そのままでした。

でもいただいたコメントとても嬉しかったです。)

皆様の応援、励ましのおかげでこれからもがんばれます。

<(_ _*)>













posted by おとめ at 08:00| 押絵のアクセサリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月07日

古布バッグ・刺し子・アップリケ
お江戸乙女猫「番茶も出花でご念入り」

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古布・刺し子・アップリケ「お江戸乙女猫」のバッグです。
Cat applique bag made by antique fabrics

(もっと早くアップしたかったのですが

作るのに時間がかかってしまい もう世間は夏!

あまり涼しげではないけれどそこんとこごめんなさいね)

。。。。。。。。。

国芳という人はいつも懐に2,3匹の子猫を入れて

絵を描いていたそうですが、

ネコキチでは私も人後に落ちません。

「鬼も十八 番茶も出花」と

昔から言いますが、「猫も十八」と

洒落てみました。

実際は十八歳の猫と言えば

人間に換算すると相当お年寄りなんですが、

そこはまあ大目に見ていただくとして。。。(笑)

実年数で言えば生後1〜2年という所でしょうか。

えっ?このバッグのどこに猫がいるかって?

うひひ〜
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↑この蓋がミソ。

この綺麗なピンク色の手織り木綿は

幕末頃の紅花染め

縞のどてらの裏だったもので

大事に大事に保管していました。

そこへ同じ紅花染めの糸で刺し子をして

この中には我らが花のお江戸の乙女猫

「お玉ちゃん」が。。。
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押絵に近いデリケートなアップリケなので

雨や埃 はたまた排気ガスなんぞに

可愛いお玉ちゃんを汚されてたまるか!

とまあ。。。お出かけの際の為に

いうなればカバーをつけたんです♪

猫ちゃんを見せて歩きたい時には

蓋がちょっとたるむんですが
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ボタンどめで開けたままにも。

裏側もつけたい放題色々と。。。
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もっと沢山飾りたかったけど、この辺にしとこ。

刺し子が見えないところも全部木綿糸で細かく刺して

見かけほど柔じゃなく、丈夫に仕立てました。

昔「からくり袋」というのがあったのですが

それをバッグでできないかな〜と。。。

とても楽しんで作りました〜。

できあがってみると 相変わらずの想像癖で

こんなお話が頭に浮かんできました〜

。。。。。。。

*七夕のらんでぶー
(たまたま今日がそうなのでこじつけです)

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木綿の着物にだらりの帯

お年頃の乙女な猫、お玉ちゃんがご念入りに

お化粧の真っ最中です。

18才にもなるのに 童顔で

一重まぶたのつぶらな瞳をこらし

牡丹刷毛にたっぷり白粉を含ませて

お顔をパタパタ 「あらつけ過ぎちゃった」

ついでに紅もつけて。。。「あ〜どうしよ

オカメインコ(又はオカチメンコ?)みたい

。。。バカバカ」と大騒ぎ。

というのも今日の夕方、近頃ねんごろの間柄になった

みい吉と河原で逢引の約束をしたからなんです。

「天然の金魚が見られる川に行かないか?」

とのみい吉の甘い誘いにのって。。。

お玉ちゃんは金魚が大好き。

飼い主のご新造がそれは大事にしている

「阿蘭陀獅子頭」(オランダシシガシラ)

を日頃狙っているのですが

ガードが堅く

なかなか手に(口に?)入りません。

みい吉は町内でも評判の色男 じゃない

色猫? なにしろモテモテなんです。

だって野良猫仲間の魚盗み競争では

右に出るものがありません。

先日の競技大会でも魚屋部門はラクラク優勝

長屋部門でももちろん一等賞

そして一番難関とされている

武家屋敷部門でも つい先日

お代官様のお屋敷の台所で

ずるがしこい越後屋から贈られた進物の

どでかい初鰹に お女中がまさに

包丁を入れようとしたその瞬間!

ぱっとくわえて走るその逃げ足の速さ!

(大きいから必死で引きずったのかも)

それを物陰からこっそり見ていたお玉ちゃん

すっかりみい吉の男っぷりと度胸の良さに

惚れてしまったのでした。

みい吉はオスには大変めずらしい三毛猫で

100年に一匹いるかいないかだと

人間界でも一目おかれて甘やかされているんです。

是非飼い猫にしよう、とか、売って荒稼ぎしようと

さまざまな人間がみい吉を捕らえようとしましたが

どうしてどうしてその逃げ足の速いこと。

おかげで今だに自由なボヘミアン。

魚屋なんてみい吉を見ると目を細くして

一匹や二匹魚をくわえて逃げても

文句ひとつ言わない。

長屋でもみい吉がすきっ腹をかかえて

路地裏をぶらぶらしていると

おぶう(銭湯)へ行ったばかりの

洗い髪もなまめかしい猫好きの若おかみが

「おや、みい吉ちゃんかえ、おお、よしよし、

きょうは鯵の中落ちでもどうだい?」と

晩のおかずを分けてくれたりするんです。

お代官も近頃の将軍様からのおふれで

「生類憐みの令」に従っていることもあり

本来なら野良猫など御手打ちの憂き目に遭う所を

「なんだ、みい吉か〜〜〜」てな具合で許される始末。

なので他の猫よりだいぶトクをしている事も知らず

お玉ちゃんはみい吉にぞっこんなのです。

まあ、うら若い娘は皆そんなもの、ですかね〜。

お玉ちゃんは大きな店構えの八百屋を経営する主人が

長年可愛がったぶちの母猫が残した4匹のうち

唯一の雌だった箱入り猫。

母猫亡き後もう蝶よ花よで

下にも置かれぬお嬢様育ち。

当然世間の荒波などご存知ある筈も無し。

みい吉に一途に思いを寄せるお玉ちゃんは 今まで

なんども神社でおみくじをひいては

一喜一憂、何しろ恋敵の数が半端じゃありません。

モテモテのみい吉です。

先日は大吉が出たので 今日はなんとは無しに

お化粧にも身が入ります。

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さてさておりしも今夜は七夕

天然の金魚を見ながら

河原でのらんでぶーは

どんな具合になるのやら。。。

。。。。。。。。。。。。。。。

続編をお楽しみに〜♪
(注:いつになるかわかりません)

今度はみい吉のポシェットでも

つくろうかな。

。。。。。。。。。。。。。。。。。
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2013年06月26日

古布バッグ・押絵・乙女ちゃん
「いつも一緒」「ずっと一緒」

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古布・押絵の乙女ちゃんのバッグです。

皆様こんにちは!

作りたいものが頭の中に沢山あって

でも手は二本しかないし状態で

嬉しい悲鳴のおとめです〜。


「いつも一緒」
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「ずっと一緒」
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銘仙に大島を合わせてできるだけ色をおさえ

この年でも(−−;)持てるようにしたつもりですが

可愛くなり過ぎちゃったかな。

でも気に入った作品です。

とても楽しんで作りました。

後ろもごくシンプルにまとめました
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その分中は思い切り可愛くなってます〜。
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乙女ちゃんを連れて買い物に行くのが

楽しみになりそうです。

。。。。。。。。。。

**進化する乙女ちゃん**

以前も書きましたように

日本にもサンボンネットスーのような

キャラクターがいたらな〜と思いついたのが

この乙女ちゃんです。

これははるか昔の作品ですが。。。
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デジカメじゃないので写りが悪いです。

髪飾りもつけてないし今よりずっとシンプルでした。

すべて作品展で完売してしまったのですが、

なんと下絵が出てきました。

そこで同じ紙に新しい乙女ちゃんを描きました。

右が現在描いたもの。
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相変わらず翻訳原稿が透けて見えている。。。

済みません( ̄ー ̄;

今回はちょっぴりお顔をのぞかせて

マツゲもつけてみました。

別にツケマツゲが流行っているのに

影響されたわけじゃないんですが(笑)

なんとなくふっくら優しい乙女ちゃんになりました。

以前の乙女ちゃんは今のより

「おきゃん度」が高かった気がします。

あれはあれでまた好きなのですが。

やはり年を重ねて丸くなったのでしょうかね〜。

乙女ちゃんの絵はだいぶたまっていますので

キルトに、バッグにと使おうと思います。

これからも色んな乙女ちゃん

作っていきたいと思っています〜♪

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
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posted by おとめ at 13:12| 乙女ちゃん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月17日

古布押絵・ブローチ「昭和30年代のお弁当」

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古布・押絵ブローチ・昭和30年代のお弁当
お弁当箱は古い古い江戸縮緬で表現しました。

ディスクデフラグのように なるべく

あいてる時間の隙間を作り、創作にあてています。

お陰様で色々更新できそうです〜。


なので今回もこんなヘンなブローチできました〜。

普通の伝統的なお細工物からはずっとずれていますが

私にはとても可愛いブローチなんです♪


ずっと以前、バブル時代のはるか前から

昭和の食べ物シリーズというのを古布で作って

委託のお店に出していて好評でしたが

バッジサイズで比較的大きく作っていました。

GジャンやTシャツなんかにも可愛いですが、

古布の服、ことに絣の服にとても合うんですよね。


同時に縮緬ミニチュアも作っていましたが

そのミニチュアをそのまま胸につけたい!

というお客様もけっこういらしたのを思い出して

小さな小さなサイズでやってみました。

しかし!

金時豆。。。5ミリはきつかったな〜。


この頃はこんなレトロなミニチュアを

樹脂やプラで作って秋葉原などで売っているのを

見かけるようになりました。

材質はフエルトやポリ縮緬でもいいんですが

でも私はずっと昔から大好きな

古布の縮緬で作っています。

時の流れで色褪せた

布の優しい風合いが そっと

楽しかった思い出を運んできてくれます。

。。。。。。。。

小学校の低学年ではまだお弁当があった気がします。

ダルマストーブで暖めた記憶があるからです。

お昼時になるとみんなのお弁当からただよう

海苔の匂いや煮物の匂い。。。あ〜たまらん。

私は確かチューリップ模様の 赤い

アルマイト製のお弁当箱をもっていました。


母親はまず底に薄っすらと均等にご飯を詰めて

醤油をまぶしたかつぶしを載せ その上に

びったりと海苔をのせ またご飯を詰め

またかつぶしと海苔を載せ。。。三段重ねにします。

これがうわさの下町伝統の味 「海苔弁」!

お弁当の蓋をあけると 「真っ黒」!!

わはは。

隅っこに沢庵またはきゅうりのおこうこがのってます。

お金持ちの友達のお弁当はもっとすごかった。

たらこが一腹デン!とのっかっていたり、

あの頃はまだまだめずらしかった

チーズ(私には石鹸としか見えなかった)が

入っていたり。。。今思うと

母親が朝から商売で忙しい我が家は

機嫌の良いときに(たぶん)作ったであろう

お醤油と砂糖で味付けしたいり玉子くらいが

精一杯だったけれど 私はとにかく

この赤いお弁当箱のお弁当が楽しみでした。

魚肉ソーセージや揚げ物なんかも入るようになったのは

ずっと後、昭和40年代に入ってからの気がします。

なので、今回作ったようなお弁当は

ぜいたくなことこの上なし。

塩鮭でしょ、梅干にゴマをかけたご飯、

煮豆にひじき、だし巻き玉子にほうれん草の胡麻和え。。。

となりのトトロに出てくるさつきちゃんのお弁当より

ずっと豪華ですね〜。さつきちゃんのように

煮豆やでんぶと小魚くらいのも普通でした。

あの頃は煮豆を必ず食べましたね。


とは言ってもこのブローチのおかず、考えてみると

今ではコンビニ弁当にフツーに入っている物ばかりです。

でも!あの頃はこんなに入っているお弁当はめずらしかった。

それにぜんぶ日本でとれた日本製の食材だった

というところが今と全く違いますね。

けっしてチリの養殖鮭じゃないんです。

中国の梅じゃないし、かつぶしだって

シャカシャカ手で削ったもの。

海苔は埋め立て前の東京湾でとれた

正真正銘 江戸前の浅草海苔!

そして。。。あの頃の私の夢が一杯つまっているんです。


お弁当のあとはこんな乙女なデザート
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いかがでしょうか。

寒天はビニールを切ったものです。

こればかりは縮緬ではムリでした〜ww
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裏側も可愛い布を貼りました。

大きさ比較のためレモンを置いています。

私と同じレトロな思い出のある方の

お目にとまれば本望です。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日もお読みいただきありがとうございます。

沢山のアクセス毎度感謝に耐えません。これからも

手作りを続けていきたいと思っています。

どうぞ宜しくお願いします〜。


posted by おとめ at 19:37| 押絵のアクセサリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月06日

古布押絵・縮緬細工・文化人形のかんざし

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古布押絵で作った文化人形のかんざしです〜♪

何かこう毎日せわしないと

精神的に落ち着くものがほしくなる私です。

そんな時まっ先にイメージするのが

少女時代の楽しかった思い出。

ことに一緒に遊んだお人形はいくつになっても

心の片隅にちょこんと座り続けているのです。

文化人形もそんなお人形たちの仲間。。。

着せ替えや、美容院ごっこができる

ミルク飲み人形やカール人形ちゃんにくらべると

多少マイナーなイメージではありましたが、

(それに遊んでいるうちに手や足から

木毛が出てきちゃうのがイヤでした)

素材も安い薄絹やテラテラの人絹でできていました。

でも何故か今思うと一番懐かしいお人形ではあります。

夢見ちゃんが作るような本格的な文化人形に

憧れますが。。。

とりあえず私らしいミニマムサイズということで。

小さなお子ちゃまにもいいですが、

大人の女性にもいいですよ〜。

キッチュな銘仙なんかに合わせたり

浴衣にももちろん目立つことうけあい。

帯の間にはさんで帯飾りにしてもお洒落〜。

あ〜 この私もせめて今より〇X年若返ったら

これをつけて朝顔市や花火大会へ行くのに。。。

キャピキャピ楽しげな自分を想像して作りました♪

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両面押絵なので後姿も可愛いでしょ。

素材も文化人形で遊んでいた頃の

昭和20〜30年代の少女の着物地です。

今回は2つ作って。。。くたびれました。

なので超限定品ですww

量産の既製品ではできないお洒落。。。いいですね。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日もお読みいただきありがとうございます。
いつも沢山のアクセスびっくり感激です〜。
超亀なブログ更新で申し訳ありません。



posted by おとめ at 08:14| 押絵のアクセサリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月28日

古布・絽の髪留め

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古布の髪留め 絽です。
アンティーク着物にはぴったり。


そろそろ衣替え。。。

単(ひとえ)の時期です。

紗あわせや絽縮緬

夏結城に夏大島などから始まって

盛夏には小千谷縮み、上布、絽、紗。。。

日傘をさしてはんなりと。

あ〜いいなあ 着物の世界は。

昔の人は夏でも着物を着ていましたが

明治34年生まれの祖母でさえ

夏はアッパッパがいい〜と言って

ネグリジェを加工したようなムームードレスを着て

着物はあまり着なかったものです。

大正〜戦前頃の夏の着物が、色といい柄といい

どれもこれも格段に素敵なのは

絶えられない酷暑でも着物を着せようという

織り手や着物製造者、はたまた

呉服問屋の魂胆だったのじゃないかという気が

しないでもありません。

だって素敵な布が多すぎます。

特に絽は柄も撫子、蜻蛉、秋草、流れに蛇籠などなど。。。

浪漫あふれる意匠が一杯。

絽の手描き友禅などはもう芸術品です。

ともかくそんな大好きな夏の着物地の代表「絽」

で作った髪留めです〜。

大正浪漫な花柄にはちょっと刺繍をして

透明な色合いのビーズもつけて

お化粧してあげました。

周りは古い時代の絞り(もちろん手絞りの)を

コード状にして縁取りにしました。

ここはちょっと神経を使います。

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裏はクレープ地のような夏の正絹黒地を貼ってさっぱりと。

昔は細かい押絵を施したものや色んな髪留めを

たくさん作っていましたが、

久しぶりに作れてとても楽しかったです。

着物の時もいいですが、私は普通の洋服でも

気軽につけています。

日本ならではの季節感を手軽に味わえて

私のような万年ロングヘアーでもさっとまとめて

優雅に見せてくれる優れものです〜。

ショップにアップさせていただきました♪

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日もお読みいただきありがとうございます。

季節の変わり目、皆様どうぞご自愛下さいね♪

posted by おとめ at 22:22| 古布のアクセサリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月05日

古布押絵・縮緬細工・金太郎さんブローチ

リボン思ひ出作品館〜デジカメ以前の作品です。
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古布縮緬・押絵の金太郎ブローチ

♪マサカリかついだ金たろ〜

けだもの集めて相撲のけいこ〜♪

てな具合で子供の日ですね〜。

上のブローチですが

これはもう何年も前の作品です。

子供の日。。。子供の頃と言えば

生まれたときから小学6年生の頃まで

本屋の娘だったので本が大好きで

読み物には不自由しませんでした。

よく売り物の雑誌から付録を抜き取っては

親に叱られていたものです。
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↑当時の子供たち(学研「昭和のこどもたち」より)

漫画や子供の雑誌を片っ端から読んで

笑っていましたが、男の子向けの冒険小説や

ナゾナゾなんかも大好きでした。

子供時代に読んだ雑誌に出ていたナゾナゾで

半世紀以上たった今でも覚えているものがあります。

それをご紹介しますので皆さん

童心に帰って楽しんで下さいね〜。

答えは一番最後にありますよ〜♪

では始めます〜:

1.動物村で動物達がパン食い競争をしました。
参加したのはニワトリ、豚、馬、猿、ロバ、猫でした。
さて誰が一等賞だったでしょうか?

2、オストー・アンデル氏という外国人が日本に来て
あるお店に入りました。さて何の店でしょうか?

3.あるアメリカの田舎町でヒネル・トジャーさんという人が
色んな道具を持ってある家に大急ぎで入りました。さて
この人は何者でしょうか?

4.生まれた時は足が無い、大きくなると2本足
年をとると3本足になる生き物はな〜に?

。。。。。。。

もうわかっちゃったかな?

案外易しいかもね。

子供の日の記憶というとあまり無く、

両親が商売で忙しかっったし

鯉幟をたてるスペースもありませんでした。

ただお風呂屋さんへ行くと菖蒲の葉が

一杯浮かんでいましたね↓

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(学研「昭和のこどもたち」より)

子供の日と言えば柏餅ですが

昔、父の長兄がその頃はまだ小さな工場だった

Y製パンの社長と懇意だったもので

ただで柏餅をよくいただき 味噌餡のが

とても美味しかったのを覚えています。

ところが!大きくなってから

こんな裏話を聞いちゃったんですよ〜

昭和20〜30年代

パン工場の人達が柏餅を作ると

手が綺麗になる、と言っていたそうで。

まあ、その。。。手作りというか。。。

コネコネ。。。したらそのうちに手が。。。てか!

あな恐ろしや、そんなものを食べさせられていた

私達の子供時代でした〜。

それでもお腹をこわす事も無く

無事に成長しました〜。くわばらくわばら。。。

今は清潔な工場で作られた美味しいお菓子が一杯。

今の子供達はその面ではハッピーですね。

けれどもどんなに物質面でめぐまれていても

今この瞬間にも助けを求めている子供たちが

どれだけ沢山いることでしょう。

親を亡くした子、いじめられている子、

身寄りの無い子、虐待におびえている子、

病と闘う子。。。いつの時代にも

変わらない小さな存在の無力さ。。。

どうかどうかその子達に一つでも多くの笑顔が

一つでも多くの幸せなひとときが訪れますように 

ひたすら願って止みません。

昔の子供達の元気な写真を見ながら

ふとそう思いました。

。。。。。。とのんびりブログを更新していたら

紙人ーかみんちゅのマルコさんから

素敵な初夏の香りが届きました〜♪
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新茶!

ちゃっきりちゃっきりちゃっきりな〜

てなもんでお茶が大好きな私。

マルコさんありがとう!

上等な柏餅買いに行こうっと。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。

今日もお読みいただきありがとうございます。

ゴールデンウイーク楽しくお過ごしくださいね。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。
ナゾナゾの答え

1.アンパン食べてウマかった。(馬勝った)
2.オストー・アンデル→押すと餡出る。つまり饅頭屋さん。
3.ヒネル・トジャー→捻るとジャー。水道屋さんが修理に来たの。
4.生まれたときはハイハイ、成人したら二本の足で歩く。
年取ったら杖をつくから三本足。つまり人間。

ハイいくつ正解しましたか〜?







posted by おとめ at 08:07| Comment(10) | 思ひ出作品館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月19日

たかが指貫、されど。。。

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使い古した指貫です。

一体いつ買ったものやら

20年前?30年前? ともかく

気がついたらもうボロボロ

縫い物 ことに刺し子には欠かせない

この小さなお道具

西洋風の金属製を使う方もいますが

私はこの日本古来の皮製が好き

指によくなじんで縫いやすいです。

でももうそろそろ潮時かな〜

自分を見ているみたい(笑)

指貫供養はないのかしら。

なんだか捨てるに忍びないです。

あ、それはそうと先日の古布の服の記事

別ブログへ移させていただきました。

このブログ「乙女小箱」が満杯なこともありますが

なんだか乙女路線からかなりずれてる気がして。

私の中ではいつも乙女なものへの憧れと

シックで大人テイストの世界もいいな〜

という思いがごっちゃになっていて

〇〇一筋という風になれないのが情けないです。

結局欲張りなんでしょうね。

ことに纏のバッグ以来

頭の中がお江戸状態になったまま。

銭形平次のテーマソングが

一日中頭の中で鳴り響いているんですww

♪お〜と〜こだった〜ら〜

ひとつにか〜け〜る〜♪

なんて歌いながら針仕事

どう考えても乙女らしくないですよね。

早く元の大正浪漫や昭和レトロな世界へ

もどりたいと願っているのですが。。。

でも万事自然のなりゆきにまかせるのが

私の生き方(つまりいい加減てこと)

なのでこれから少女っぽいものは「乙女小箱」

大人の感じの作品は「古布スタジオから見える月」へ

なるべくアップするようにしたいです〜。

これからも宜しくお願いします〜

♪きょ〜もき〜めての 

ぜ〜にが〜と〜ぶ〜♪
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日もお読みいただきありがとうございます。

いつも沢山アクセスをいただき感謝感激です。


posted by おとめ at 06:12| Comment(6) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月07日

古布バッグ・刺し子・アップリケ「江戸の華」

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古布・刺し子と纏のアップリケのバッグです。
また新作できました〜。
applique bag with sashiko "Firemen's Flag of Edo"

。。。。。。。。。。。。

おかげ様でなんとか創作らしい創作が

できるようになったこの頃です。

ここ3〜4年ほどは主人の病気で

余談を許さない状態が続き大変ご心配をおかけしました。

いつぞやは本の出版の件もあったのですが

精神的にもかなりきつい状態がつづき

先方様のご要望にうまく対応できず

不本意ながらお断りしてしまったのです。

私が長年コレクションしてきた布や

古布に対しての思いなどを含めて

私が監修という形にしていただくという

大変もったいないようなお話でした。

こちらの身勝手な不徳故に実現できなかった事を

心からお詫び申し上げます。

もっと早くお知らせすべきでしたが

度重なる入院、治療でなかなかできませんでした。

特に本の出版を心から喜んでくださった

沢山の皆様大変申し訳ございませんでした。

また機会が来ました時には

今度こそ全力でご期待に副えるよう

がんばりたいと思っております。

主人の病状は相変わらずですが

自分なりに時間の使い方を整理して

食材の下準備なども以前は一日がかりでしたが

少しは余裕をもってできるようになりました。

もちろん以前より2時間は早起きして

裁縫の時間をゲットしています。(^^

時間は作るものですね。

ところでこの写真のバッグの纏にも

「時」と書いてあります。

昔は「時組」なぞありませんでした。

ご存知のように

火消し衆といえばいろは四十八組ですね。

この「時」は明治時代の半纏の衿からとったもので

あくまでも私の創作でして

自分への戒めでもあります。

そういえば。。。

「纏」と「時」で

「時を纏う」

まさに服やバッグを作るときの

私のコンセプトそのものでした。

浮世絵の北斎、広重を始め

春信や国芳が好きなせいか

以前から江戸時代に興味がありましたが

そんなお江戸風な物を作りたくて

できたのがこのバッグです。

「てやんでぇ〜べらぼうめ

火事と喧嘩は江戸の華でいっ!」

なんぞと申しますが、

威勢の良いことではトップクラスの

火消しの纏をアップリケしてみました。

浅草生まれで下谷育ち

ちゃきちゃきの江戸っ子の母は

結構鉄火なところもありました。

そんな母の影響か

私も威勢の良いことが大好き。

三社祭が近づくとそわそわするし

お神輿を見るとじっとしていられません。

最近は若い女性も担いでいますが

あれもなかなか良いもんです。

そんな小粋な女性のイメージで

デザインしてみました。

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苦労して刺し子した布と組み合わせて

丈夫に仕上げました。

ところどころに散らした赤い布が

いなせな中にもちょっぴり

乙女心を添えています。

遠くからでもよく目立つ纏は元気の元。

背筋を伸ばして歩けそうです♪

こんな元気の出るものを作れる喜びを持って

本当に私は幸せ者だと思います。

裏側はポケットをたくさんつけて

便利さを重視しました。

火消しといえば男の中の男

ひょっとしたら

め組の辰五郎さんとか

か組の松吉さんなんぞと言う方がいらして

町内ではモテモテ 乙女心をくすぐり

恋の炎も燃えたかもしれませんね。

斬ったはったにならぬよう

くれぐれも恋にはご用心↓
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火の用心?

これはほんのユーモアでつけました。

内ポケットをゴソゴソするより

外についている方が

使い勝手が良いな〜と感じるのは

私だけでしょうか。

なので外側になるべく

機能性をもたせました。

中はもちろん鉄火な乙女を思わせる

文字散らしです〜。
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このところ

バッグ作りに夢中なおとめでした〜。

素材:古布酒袋、縞木綿、木綿羽裏、刺し子布、文字散らし柄襦袢、半纏、鯉幟、藍無地木綿、古銭、18世紀ガラスビーズ、柿渋染め幟旗、型染
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

今日もお読みいただきありがとうございました。

いつもたくさんのアクセス感謝に耐えません。

これからも宜しくお願い申し上げます。
posted by おとめ at 22:09| 古布バッグ・ポーチなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月05日

古布押絵「春のアクセサリー」

🎀思ひ出作品館〜デジカメ以前の作品です。
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古布・春の押絵アクセサリーたち
。。。。。。。。。。。。

「花も波も。。。」

雛祭りが終わって 

春一番が吹いて 

沈丁花の蕾がふくらんできました。

確定申告も済ませて ほっと

一息ついて 針仕事をしながら

春の光をあびていると

♪懐かしい思い出よ はるかな昔〜。。。

(ロングロングアゴー)

なんて歌が浮かんできました。

長年人間をやっていて

未来より過去の方が多くなってくると

どうしたってたまには思い出にふけりますね。

おばあちゃんに古布をもらってから

もう36年もたっちゃった。

10才で裁縫を始めてからは半世紀以上。。。

おばあちゃんに教わっても指貫が使えなくて

運針にイラついた事を覚えています。(^^

三のニと書いてある針のパッケージが大好きだった。

古布で作品を作り始めてからはそろそろ30年

になるかな。

そのワリにはまだまだ勉強が足りない。

毎日試行錯誤です。

でもちっとも飽きないのは やっぱり

心底古布に惚れているせいでしょうかね〜。

いろんな事思い出します。

グループ展や作品展で出会った素敵な人達

今頃どうしているのやら。。。

子沢山のお母さん おしゃべりしながらも

刺繍で色んな猫を描いていて

素晴らしかった。全部チェーンステッチで。。。

オーダーでつくってもらった作品は

今でも宝物。

銅でアートなアクセサリーを作っていた

とても素敵な女性。。。また会いたいな。

私の作品と物々交換してくれたっけ。

展示会では有名な方にもお会いしました。

刺し子の銀座亜紀枝先生が

私のつたない作品を手にとり

「これいいね。」と言ってくださった事は

忘れられません。弟子になればよかったな〜。

亜紀枝先生のお店で買った刺し子糸

今でも大切に使っています。布も良いんですよね。

色んな店にも委託で置いていただいたけれど

親切にしていただいたお店がほとんどで

良き出会いが沢山ありました。

でもほろ苦い思い出もあります。

会った瞬間に人を100%信じちゃう体質なもんで

我ながらバカだと思いますが

騙されちゃったこともありました。

そのお話はまたいつか。。。

でも騙すよりだまされた方がマシですね。

こんな風にいつもどこかすきま風ですが

時には失敗をしながら 波風が立っても

さざ波で済んで なんとか

毎日針を離さずやってきました〜。

良い思い出ばかりでは無いけど

コーヒーだってほろ苦いから美味しいの♪

ただ根が浮気性なもので

押絵、刺し子、アップリケ、コラージュなど

いろんな手法に目移りしちゃうんです。

時々「らしくもないもの」を作ったりもしますが

どれも古布作品であり 

自分の心と手から生まれたもの

好きなものを好きな風に作っていきたいと

強く願っております。

今年は作るぞ〜♪

↑上に出した作品は押絵の髪留めやブローチ

春らしいので載せました。

ごめんなさい。画像悪いですね。

でも雰囲気はわかるかな。

銀座のアンティークモールで

オウムのブローチを買ってくださったお客様

帯もオウムで。。。いや薔薇だったかな?

ともかく大正浪漫で最高のお洒落さんでした。

帯留め代わりに使うので

ぴったりなのが見つかったと大喜びしていただいて。

女の子と犬の髪留めはとても好きな作品で

自分が欲しかった(笑)

またリバイバルで作りたいです。

お買い上げ誠にありがとうございましたm(__)m

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日もお読みいただき心より感謝申し上げます。
コメント蘭はお休みさせていただいています。






posted by おとめ at 12:38| 思ひ出作品館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月13日

古布バッグ・猫のアップリケ・昭和レトロ
「春うらら」

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古布アップリケバッグ「春うらら」
Cat applique bag from antique fabrics

おや〜?可愛い猫さんが窓から外を見ています。

ずいぶんレトロなお家のようですが、

窓辺には桜もコブシも満開で

雀だかヒバリだかが 巣作り

ああ のどかだな〜

メンデルスゾーンの「春の歌」が聞こえてきそう。

棚には盆栽もずらり

可愛いスミレの寄せ植えも。

なかなかの風流人のお宅のようです。

こんな古びた味わい深い日本の家

東京には少なくなっちゃったな〜

ちょっと家の中をのぞいてみましょうか。

ゴメンクダサ〜イ お邪魔します〜。

お部屋に入ってみると。。。

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おっと いきなり子沢山(笑)

猫もみかけによらないもので

パパでしたか。おみそれしました〜。

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けっこう美人な奥さん それに

いるわいるわ いろんな柄のが。。。

みんな夢中になってミルク飲みタイム!

大の字になってるのも(笑)

小さい頃のくりちゃんみたい。

それにトンチンカンな場所を探って

おっぱいの場所が見つけられないドジな子も

くるみ(くーちゃん)がそうだったな。

お部屋の中はすっきりと片付いて

掛け軸や生け花、骨董品など

なかなか居心地よさそう。

こんな家に住みたいな。

実はこれ。。。
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バッグでした〜。

蓋の裏は古い縞で鈴とねこじゃらしの刺し子。
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中も縞木綿でポッケ二つ。

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反対側は猫さんの方から見た景色です〜。

花びらがお部屋の中にまで入ってきて

うっとりと春を満喫の猫の夫婦です〜。

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全体はこんな感じ。

これからの時期 バレンタインやお雛様など

とかくカップルを意識する時期ですね。

それに2月22日は「猫の日」だそうで。

なので猫のカップルにしました〜♪

手法はアップリケ(絵キルト)で

パッチワークの一種です。

桜の花の部分は江戸時代の紅花染めの手織り木綿。

茶色の部分は柿渋染めの酒袋です。

お正月から始めて やっと完成。

絵に描いたイメージをそのまま表現できる所は

押絵に似ていますが、全部手縫いでつけていくので

手間がとてもかかります。

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この型紙見てくださいよう〜(T_T)

何しろ細かいんです。

でもお絵かきみたいなバッグが欲しかったので

がんばってみました。

ずっとお花見してないから

猫さん達にやってもらいました♪

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日もお読みいただきありがとうございました。

いつも沢山のアクセス本当に感謝感謝です。

超マイペースでの更新なので ごめんなさいね





























posted by おとめ at 08:13| 古布バッグ・ポーチなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月30日

おばあちゃんの台所と赤い薔薇

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今日も台所暮らしのおとめです〜♪

今年もあれれ〜って間にとうとう暮れて 

寒いことだし 

色々とご心配をおかけしたお詫びも含めて

何かあったかいお話でもしましょ〜か。。。

相変わらず長ったらしいので

御用とお急ぎでない方のために(笑)

写真は私の台所です♪ニ畳も無い小さなスペース

掃除が行き届いてないですね〜。ヤカン磨かないと(^^;)

調理器具とお鍋は釣り下がっているものでほぼすべてです。

あとはすり鉢とミキサー、小ぶりの冷蔵庫くらいかな〜

オーブンは最初から作り付けなので

ありがたく使わせてもらっております。

実は。。。オーブンはあるけど

電子レンジや電気釜はもっていません。

いえ、別にこだわっているんじゃなく

買う必要を感じなかったので未だに。。。

冷ごはんは蒸せば炊きたてのようになるし

独身時代からご飯はお鍋で炊いていました。

厚手のお鍋で炊くと 炊き上がりはお米が立っていて

好みのふっくらでしかもサラっとしたご飯になるんです。

本当は祖母がやっていたお釜で炊きたいのですが。。。

ホットプレートも中華蒸し器もすき焼き鍋も天ぷら鍋も

あったらいいな〜と思うのですが ものぐさなので

あるもので代用しています。それに色々道具を置いて

ただでさえ狭い台所のスペースが無くなるのがイヤです。

やっぱり私の中では

おばあちゃんの影響が大きく

祖母のな〜んにも無かった台所が理想なのでしょう。

この祖母というのは母方の祖母で

下町で一人暮らしをしていました。

もう一人の父方の祖母は裕福で 遊びに行けば

おこづかいもたっぷりくれたでしょうが。。。

(今思うともっと行っておこづかいもらえばよかった。。。汗)

。。。何故か私は母方の祖母が好きで入り浸っていました。
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祖母のアルバムから出てきた幼い私。。。

一番気に入っている写真です。

お人形を抱っこして 下駄をはいてますね。今と同じ(笑)

私もかれこれあの頃の祖母に近い年になり

こんなことを懐かしく思い出します。。。


昭和30年代のある日  小学生だった私は 

祖母の家で内職の手伝いをしていました。

ブリキでできた小さな自動車。。。その底にある

金具の爪をペンチで曲げて固定するお仕事です。

今では骨董屋さんなんかに行くと目玉が飛び出そうなお値段の

あの昭和レトロなブリキのおもちゃ。。。

とっとけば今頃ひと財産。。。てな野暮な話はともかく(笑)

それを手伝うのが面白くてはまっていました。

やればやるほどそれだけ祖母がラクになるし なんだか

いっぱし大人になったような気分でいたものです。

たくさん出来上がると 祖母はそれを大風呂敷に包んで

週に一度か二度 工場へ届けるのでした。

電車で一駅分ありそうな距離を 荷物を背中にしょって

歩いて届けていました。

祖母は祖父亡き後 なけなしの貯金をはたいて

小さな小さな一軒家を買いました。

昭和の暮らし博物館をミニサイズにしたような家。

ガラガラ戸の玄関を入るとすぐ板の間があって

そこには古い足踏みミシンが置かれていました。

あとは3畳間と8畳(6畳だったかな?)があり

押入れが一間と申し訳程度の濡れ縁がついています。

仏壇の上にはおじいちゃんとお姑さん つまり

丸髷を結った私のひいお婆ちゃん(美人)の写真。

毎朝欠かさずお水とお線香 ご飯をあげます。

高いところには柱時計があって 時々祖母は

「よっこらしょ」っと踏み台に乗ってネジを巻いていましたっけ。

仏様のあとはうるさく鳴いている猫のコウヘイに

朝ごはんをやります。(人間より先?)

家具といえば箪笥が二さおに鏡台、食器棚くらい。

押入れには布団や行李。

まるで落語に出てくる江戸長屋みたいです。

何年かしてテレビも加わりましたが 他には

何も無いので狭さも感じませんでした。

この頃は断捨離だとかシンプルライフだとか流行っていて

なんでもかんでも捨てちゃうそうで。。。

あ〜もったいない!

あの頃の暮らしにはそもそも捨てるものなんか無かったんです。

始めから買えませんから(笑)

典型的な下町気質の祖母は このちっぽけな家を

どこもかしこもピカピカに磨いていました。

そして一番奥が台所(だいどこ)

壁には長箒とはたきが下がり 

どこぞの店からいただいた大きなカレンダーが。

床は板が取り外せるようになっていて床下には

ひとかかえもありそうなぬか漬けの樽がありました。

祖母はこのぬか漬けを宝物のように大切にしていました。

毎日腕を深くつっこんで祖母がかきまぜると

なんともいえない香ばしい匂いがしたものです。

流しは石でできていて そこで洗濯もしていました。

使い込んだ洗濯板と大きな石鹸を覚えています。

木の蓋のお釜と流しの上の棚にある鍋やすり鉢

それだけがすべての調理道具でした。

冷蔵庫なんてありません。かわりに網戸の蝿帳です。

残り物や腐りにくい佃煮などはここに入れておきます。

都市ガスはひかれていたので鋳物のガスコンロが一つ。

マッチで火をつけるのが怖かった私は

祖母に教えられてこのコンロに火をつけられるようになり

料理の手伝いをするのも大好きでした。

その間祖母はかつぶしを削っています。

枯れ節でだしをとった味噌汁の美味しさが忘れられず

私も今同じようにかつぶしを削る毎日です。
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↑これ30年使っている削り器です。となりはレトロなお米入れ。

時には私は朝寝坊して、祖母がかつぶしを削る音で

目が覚めました。 すると祖母は「はいおメザ!」と言って

金平糖やらボーロのようなものを口に入れてくれました。

それから布団をたたんで、箒やハタキで簡単に掃除をします。

しばらくして、ぷ〜んと味噌汁の匂いがただようと

丸いちゃぶ台を出して お釜で炊いたご飯を

おひつに移して さあ朝ご飯。

おかずはメザシだったり納豆だったり鮭だったりしましたが

いつも必ずあったのが

例のぬか床から出したてのぬか漬け(おこうこ)!

それに海苔や梅干 大根おろしや青菜のおひたし。

考えると 今私が好きな食べ物は

あの頃おばあちゃんと一緒に食べたものばかり。
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↑同じように私の宝物も糠づけ。これも欠かさず食べています。

そして毎日夜中の12時頃になると 祖母は

縫い物をしながらなかばうつらうつらして

よく浪曲(なにわぶし)を聴いていましたっけ。

おばあちゃんがかけていたアメ色の丸メガネや

サザエサンのフネさんそっくりのヘアスタイル

大事に大事に使って年季の入ったお針箱を

私は一生忘れないでしょう。

「ちょくせつラーメン」「ぷらっちっく」「えべれーたー」

などのおばあちゃん語も(笑)

時には里見浩太郎を大川橋蔵と言い張ってたっけ。。。

そばで私は漫画を読んだり 祖母がくれたハギレで

パッチワークの真似事みたいな事をして遊んでました。

裁縫は学校で習う以前にこの祖母から習いました。

祖母は幼い頃家が貧しく 早くからお屋敷奉公に出され

あまり娘らしいお洒落ができなかったようです。

そのせいか赤いものが大好きで、赤い綺麗な包装紙や

ハギレなどはそれは大切にしていました。

そして。。。

おばあちゃんにはもう一つの宝物がありました。

それは。。。日当たりの悪い庭にただ一本だけあった

薔薇の木でした。

「コウシンバラ」という小輪の野薔薇ですが

それはごく最近になってわかったこと。

薔薇といえば交配種の大輪薔薇しか知らなかった私は

「コレは薔薇だよ」

とおばあちゃんが自慢げに言った時

「え?ウッソ〜」とか思いました。

ひょろりと頼りなさげに80cmほどの高さに育っていて

繊細な葉が茂っているだけで 蕾も何もついていません。

小鳥が種を運んできて自然に生えたのか

おばあちゃんが挿し木をしたのか思い出せませんが。。。

薔薇なら牧美也子の少女漫画に出てくるような

たっぷり花のついたツルバラでも植えれば良いのに

と私はいささか不満でした。

でもあんな薔薇は立派な門構えのお宅にしか無いことは

私にも幼心にわかっていましたので

猫のひたいどころか 鼠のおでこのような庭では

とってもムリだろうし

一人 内職暮らしでがんばっている祖母が

ちょっぴり可哀想な気もしました。

毎日買い物にでかける度におばあちゃんは

いたわるように薔薇に話しかけ 

幸せそうに目を細めていました。

せっせと米のとぎ汁やら玉子の殻やらをあげて

葉っぱだけの薔薇の木を可愛がっていました。

その様子があんまり楽しそうで

本当に嬉しそうだったので、私も早く咲かないかな〜

と待ち望むようになっていました。

けれども気難しい薔薇はなかなか咲いてはくれません。

「薔薇。。。まだ咲かないねぇ〜」

「そうだね。。。そのうち。。。」と祖母。

私が行かない時はいつも一人ぼっちの祖母の

ささやかな生き甲斐は 猫と この小さな植物だけ。。。

そのくらいは察しがついたので

私もあまり尋ねるのも気がひけて

やがて薔薇のことはすっかり忘れてしまいました。

そして数ヵ月後か一年後か忘れましたが、

久しぶりに遊びに行ったある日

おばあちゃんを驚かそうと庭の方から回った私は

木戸をあけたとたん、思わず立ちすくみました。

あの頃はまだブロック塀などは無く

質素な板塀で囲まれた なにやらジメっとした庭先。。。

祖母がこまめに雑草を抜いて 

手入れが行き届いているけれど

ヤツデやツワブキ ユキノシタやリュウノヒゲみたいな

日陰向きの草花が多い 薄暗い庭のまん真ん中で それは

奇跡のように 誇らしげに咲いていました。

たった一輪の

赤ちゃんの手より小さい

真っ赤な 真っ赤な 薔薇でした。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

コウシンバラは中国原産の野薔薇で

日本へは江戸時代以前に渡来して盛んに栽培されました。

現在の多くの園芸用大輪薔薇の祖先でもあります。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

今日もお読みいただきありがとうございます。

相変わらずお粗末な想い出話でしたが

ほんのちょっぴりでも 心のすみっこが

あったまってもらえたら 私も幸せです〜♪

今年も皆様の暖かい応援のおかげで

なんとか無事に過ごす事ができました。

どうぞどちら様も 良いお年をお迎えくださいね。

来年はもっと作品作りをがんばりたいおとめです〜♪
posted by おとめ at 11:11| Comment(8) | 猫と石蹴りとリリアンと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月21日

momokoの着物・古布・大正浪漫

〜平成姉様人形の魅力〜
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↑着物姿のmomokoです。

銘仙のお着物で大正浪漫なお姿です。
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黒猫の帯留めや水玉の足袋もつけました。
レースの半襟はもちろんおフランスのアンチック。
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後姿も可愛らしい。

一方こちらは。。。
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↑江戸時代の姉様人形(三つ折れ人形)

だいぶ以前に私が所有していましたお人形です。

オークションで一目見て気に入りご縁があってお迎えしました。

お顔の胡粉もまだ艶があり、緑紅が色っぽいお姉さまです。

手足は自由に動き、正座ができます。

(だから三つ折れ人形と呼ばれるのですが)

島田髷が実に優雅でした。

ところが。。。なんだか品格があり過ぎて、私ごときが

所有しているのがもったいないような、恐れ多いような

気がしまして。。。とうとうお嫁に行っていただきました。

私の元においでになった時は縫いかけのお着物一枚だけ

持っていました。縫っていた方が病いに倒れたのか

ただ飽きて放り出したのか定かではありませんが。。。

かわいそうになってお衣装をたくさん作ってあげました。
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↑布も時代に合わせたもので作りました。
(ヌードでごめんなさいね。色っぽ過ぎる〜><;)
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↑こちらは打ち掛け風にしてあげました。

この種のお人形は女性だけでなく 昔は殿方も趣味人の方が

愛でていたそうです。

今風に言えば「フィギュアオタク」とでも申しましょうか。

何を隠そうこの私も人形オタクでは人後に落ちず。
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↑momokoのお着物セットです。こちらは男物の白絣を使いました。半幅帯で浴衣風にも。。。
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こちらは可愛い昭和レトロ風。こけしが時代ですね♪

momokoはいわゆる「着せ替え人形」ですが 私には

江戸姉様よりこちらの方がずっと一緒に居ても気楽で

まるで若い頃の妹がそばにいるみたい。

このお人形、上がり気味のアーモンド形の目が

とても日本的で、ご近所のちょっと美人なお姉さん、

といった風情です。

江戸姉様のように手足が自由に動きます。

まさに平成の三つ折れ人形!

リカちゃんもバービーも悪くありませんが、このmomokoには

なんだか日本のお人形作りのすぐれた伝統と技術が

凝縮されているような気がして

工場生産品とは言え、一つの気品を感じます。

どこのどなたか。。。きっとすぐれたデザイナーさんが

産みの親なのでしょうね。

髪型も肌の色もお化粧も色々なのがあって、着ている服や

イメージによってさまざまな詩的なタイトルがついています。

「カフェオレに角砂糖」とか「オリオン座のソナタ」とか。。。

久しぶりに魅せられたお人形でした〜♪

こんなすごいお人形が作れる日本を誇りに思います。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
お読みいただきありがとうございます。

本当にご無沙汰しております。久々にやっと更新できました。

いつも本当に沢山のアクセス、感謝に耐えません。

暑くなったり肌寒かったりしますので、皆様もくれぐれも

ご自愛下さいね。



posted by おとめ at 12:17| お人形たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月13日

古布押絵・大正浪漫「ままごと遊び」

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古布・押絵「ままごと遊び」
花散るお庭でままごと遊びをする少女達。。。
20x26cmくらいの小さな作品です。

♪ままごと遊びのお座敷は

お日様照ってるお庭先

いらっしゃいませ こんにちは

ままごとあそびは楽しいな


ままごと遊びのごちそうは

お庭に落ちてる八重椿

いらっしゃいませ こんにちは

ままごとあそびは嬉しいな♪


これ 私が6歳の時に、あるコンクールで歌った歌です。

時は昭和20年代。ラジオで放送もされました。


母親が歌の好きな私にピアノと歌を習わせたのが

私が3〜4才の時でした。

ピアノはすぐにやめてしまいましたが

どういうわけか 歌を歌うのが好きな子で

先生のすすめでコンクールにまで出ちゃった(恥)

自分の出番がくるまで後ろの方で居眠りしていて

起こされたのを覚えています。はは。


母親はしばらく私の音楽教育に夢中でした。

ラジオ出演も2〜3回。

出演する日はピンクのエナメル靴をはかせてもらい

帰りは不二家のホットケーキのおまけまでついてました。

バターと本物のメープルシロップの香りは忘れません。


もちろん ハナから才能などあるわけが無く

カエルの子はカエル。。。

私が小学校2年の頃には

小鳩くるみや松島トモ子の向こうをはって

娘が大スターになる夢なんぞ

親はとっくに見限っていました(笑)

早めに目が覚めてよかった〜♪

だいいち顔が違うって(爆)


でもあれから50年以上が過ぎても

心に残るのはこの可愛らしい歌。

今聞いてもいいな〜。


ところでこの押絵は大好きな大正時代をイメージした

ままごと遊びの風景。

少女達の髪や長い袂には花びらが舞い散っていてほしい。。。

季節はちょうど今頃であってほしい。。。


これ 実は私が幼い頃に遊んだ近所のお友達がモデル

お茶屋のT子ちゃんや路地の奥のお屋敷のM子さん、

それからおちゃっぴいな蕎麦屋のTちゃん

いとこのSちゃんなどなど。。。

中央の女の子はどこかで見たことあるでしょ?

そうそうこのブログの表紙にあるバッグの子です。

同じ下絵を使いました。


一体なんのおしゃべりしてるのかな〜?

「イラッシャイマセ。ソチャデスガ。。。」

「マア トツゼンオジャマイタシマシテ。。。」
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〜葉っぱや花びらをちぎったご馳走が出ます〜

「ウチノコハ ヨナカニグズッテコマリマスノ」

「ウチハオネショデ クロウガタヘマセンノ」
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女の子は母親の口調をそのままマネしますね♪

「アア、ヨシヨシ。。。オムツガヌレタノカシラ?」

「マアタイヘン コチラヘドウゾ」

大正言葉の発作がまた(笑)

。。。。。

ままごと遊びの絵というのは 大正〜昭和初期頃に

「加藤まさを」や「夢二」などの画家も

たくさん描いている いわば伝統的なモチーフ。
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↑加藤まさを画
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↑こちらは昔のイラスト
(キンダーブックより)

私も おこがましくも

自分の心の中で勝手に作り上げて

下絵を描いてみました〜♪

3年前の作品なので 今見るとなんだか

未熟な所が目立つんですが。。。

私の今は亡きおばあちゃんも

こんな遊びをしていたのかもね〜。

ところで いまどきの女の子は

ままごと遊び してるのかな〜?
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
いつもおいでいただきありがとうございます!
なるべく これからも更新しますので
見捨てないでやってくださいまし(笑)
皆様 楽しい春をお過ごしくださいね。

posted by おとめ at 02:08| 押し絵時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする