2013年09月20日

古布・刺し子・アップリケバッグ
「七夕のらんでぶう」

🎬風流?おとめ劇場
*〜とんでもない空想癖から生まれた詩やお芝居〜*

*七夕のらんでぶう
CIMG0053.JPG

木綿の着物にだらりの帯

お年頃の乙女な猫、お玉ちゃんがご念入りに

お化粧の真っ最中です。

18才にもなるのに 童顔で

一重まぶたのつぶらな瞳をこらし

牡丹刷毛にたっぷり白粉を含ませて

お顔をパタパタ 「あらつけ過ぎちゃった」

ついでに紅もつけて。。。「あ〜どうしよ

オカメインコ(又はオカチメンコ?)みたい

。。。バカバカ」と大騒ぎ。

というのも今日の夕方、近頃ねんごろの間柄になった

みい吉と河原で逢引の約束をしたからなんです。

「天然の金魚が見られる川に行かないか?」

とのみい吉の甘い誘いにのって。。。

お玉ちゃんは金魚が大好き。

飼い主のご新造がそれは大事にしている

「阿蘭陀獅子頭」(オランダシシガシラ)

を日頃狙っているのですが

ガードが堅く

なかなか手に(口に?)入りません。

みい吉は町内でも評判の色男 じゃない

色猫? なにしろモテモテなんです。

だって野良猫仲間の魚盗み競争では

右に出るものがありません。

先日の競技大会でも魚屋部門はラクラク優勝

長屋部門でももちろん一等賞

そして一番難関とされている

武家屋敷部門でも つい先日

お代官様のお屋敷の台所で

ずるがしこい越後屋から贈られた進物の

どでかい初鰹に お女中がまさに

包丁を入れようとしたその瞬間!

ぱっとくわえて走るその逃げ足の速さ!

(大きいから必死で引きずったのかも)

それを物陰からこっそり見ていたお玉ちゃん

すっかりみい吉の男っぷりと度胸の良さに

惚れてしまったのでした。

みい吉はオスには大変めずらしい三毛猫で

100年に一匹いるかいないかだと

人間界でも一目おかれて甘やかされているんです。

是非飼い猫にしよう、とか、売って荒稼ぎしようと

さまざまな人間がみい吉を捕らえようとしましたが

どうしてどうしてその逃げ足の速いこと。

おかげで今だに自由なボヘミアン。

魚屋なんてみい吉を見ると目を細くして

一匹や二匹魚をくわえて逃げても

文句ひとつ言わない。

長屋でもみい吉がすきっ腹をかかえて

路地裏をぶらぶらしていると

おぶう(銭湯)へ行ったばかりの

洗い髪もなまめかしい猫好きの若おかみが

「おや、みい吉ちゃんかえ、おお、よしよし、

きょうは鯵の中落ちでもどうだい?」と

晩のおかずを分けてくれたりするんです。

お代官も近頃の将軍様からのおふれで

「生類憐みの令」に従っていることもあり

本来なら野良猫など御手打ちの憂き目に遭う所を

「なんだ、みい吉か〜〜〜」てな具合で許される始末。

なので他の猫よりだいぶトクをしている事も知らず

お玉ちゃんはみい吉にぞっこんなのです。

まあ、うら若い娘は皆そんなもの、ですかね〜。

お玉ちゃんは大きな店構えの八百屋を経営する主人が

長年可愛がったぶちの母猫が残した4匹のうち

唯一の雌だった箱入り猫。

母猫亡き後もう蝶よ花よで

下にも置かれぬお嬢様育ち。

当然世間の荒波などご存知ある筈も無し。

みい吉に一途に思いを寄せるお玉ちゃんは 今まで

なんども神社でおみくじをひいては

一喜一憂、何しろ恋敵の数が半端じゃありません。

モテモテのみい吉です。

先日は大吉が出たので 今日はなんとは無しに

お化粧にも身が入ります。

CIMG0057.JPG

さてさておりしも今夜は七夕

天然の金魚を見ながら

河原でのらんでぶーは

どんな具合になるのやら。。。

。。。。。。。。。。。。。。。

続編をお楽しみに〜♪
(注:いつになるかわかりません)

今度はみい吉のポシェットでも

つくろうかな。

。。。。。。。。。。。。。。。。。
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大変励みになっております。

心から感謝申し上げます。

<(_ _*)>

posted by おとめ at 19:42| Comment(0) | 風流?おとめ劇場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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