2013年08月28日

古布押絵・ブローチ・「赤まんまと露草」

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古布・押絵「赤まんまと露草のブローチ」です〜。

この頃はなんだか野の花にひかれます。

年のせいでしょうかね〜。

若い頃は大好きだった西洋風の派手な花より

路傍で残暑に耐えながら 可憐な花を開いている

露草やら赤まんま(イヌタデ)を見ると

つい摘んで来て レトロなコップに生けて

束の間 ぼんやり眺めていたり

スケッチしてみたりします。

そんなわけでできたブローチです。

露草は「蛍草」(ほたるぐさ)とか「月草」

はたまた「藍花」なんていう

風雅な別名をもつ それこそ露のように

はかなげな花です。

目の覚めるような青い花ですが

早朝につむと あららっという間にしぼんじゃう。

この花びらを集めてできた染料は

昔の染物の下絵に使われたそうです。

水洗いすると消えるためだとか。

幼い頃やった色水遊びなどにはぴったりの花。

一方 赤まんまは 昔からままごとのごちそうでした。

これをしごいて小さなお皿や葉っぱに乗せて

「お赤飯です。さあ、どうぞ」と

遊んだ方も多いことでしょう。

私が住む大都会の真ん中では

目をこらして探さないと年々少なくなりつつある

こんな可憐な野の花。。。

小学生の頃、野原や江戸川べりを

毎日駆け回っていた時は

当たり前のように咲いていた花たち。

その価値が今わかったような気がします。

あの頃の思い出を胸に飾りたくて作りました〜。

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ぎりぎりアップです〜。

バックの暈しの布は苦労して探しました。

まわりをシックな絞りでふちどって

小さなビーズで玉の露を。。。

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裏側です。

黒の錦紗縮緬を丁寧に貼りました。

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今日もお読みいただきありがとうございます。
<(_ _*)>

超マイペースな更新にもかかわらず
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これからもどうぞ宜しくお願いします。

posted by おとめ at 20:27| 押絵のアクセサリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月10日

とうもろこしの姉様人形

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とうもろこしの皮で作った姉様人形♪
Traditional "Anesama Dolls" made from
cornhusks remind me my childhood and
my grandmother.
まわりにあるのはアンティークの貼り絵や千代紙です。

毎年今頃の時期になると思い出すのが 

今はとっくに亡きおばあちゃんのこと。

おばあちゃん子だっただけに

10才の頃から祖母には

いろんな事を教えてもらいました。

いえ、教えた、というのは当たっていません。

おばあちゃんは私に「教える」事はしませんでした。

私がおばあちゃんのする事を見ていた

というほうが正解でしょう。

お針の仕方、ぬか漬けのつけ方、ご飯の炊き方

植物や動物への慈しみ

自分の好きなものを大事にとっておく習性。。。

お部屋を綺麗にするのだけは似ませんでしたが(笑)

今日の私があるのはすべてこの

おばあちゃんのおかげ、といっても過言ではなく。

そこで! おばあちゃんを偲んで

昔一緒に作ったのを一生懸命思い出して

とうもろこしの皮の姉様を作ってみました。

髪も着物も全部とうもろこしの皮!

究極のエコ人形です。

古布の髪飾りや半襟で彩りを添えました。

とうもろこしの柔らかい皮を一日陰干しして

和紙のような風合いになったものを使います。

おばあちゃんの姉様はびん「鬢」と「たぼ」が一緒になった

正統派の江戸姉様でしたが

なんせ今のスーパーで買うとうもろこしは

皮の幅が狭いのでムリなのです。

なので 自分なりにアレンジして

なんとか日本髪を結ってあげました。

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(from left: merchants' daughter, young girl, married woman...hairsyles in Edo period helped people to identify their jobs or positions mutually )
後姿:

左から結綿(江戸下町娘の髪型)

桃割れ(若い頃のおばあちゃんが結っていた髪型)

そして丸髷(ひいおばあちゃんの髪型)です〜。

他にもつぶし島田とか天神とか高島田とか

色々あって、日本髪の素敵さは大変なものです。

昔は髪型で年令や職業、

既婚か未婚かもわかってしまったのです。

そしてそれぞれの髪型を結う心意気というか

たとえばつぶしの島田を結えるのは粋筋の

芸者衆だけとか。。。決まりがあったのです。

この世で自分に与えられた立場みたいなものを

しっかりと踏まえて それなりのプライドと覚悟を持って

生きていたようです。すごいですね〜。

現代はウイッグや毛染め、少しでも若作りにと

あの手この手。。。本当に幸せな時代ですね。

私は猫っ毛なのでムリでしたが

妹はそれこそカラスの濡れ羽色の髪の持ち主で

昔はよく妹の髪をいたずらしては

日本髪風に結って遊んでいたものです。

まあ見よう見真似でしたけれどね。

ちょうど中原淳一の描く女性のような

新日本髪というんでしょうか。。。

今でもコシのある、素敵な黒髪の女性を見ると

結ってあげたくてたまらなくなるんですよ。

祖母は70歳過ぎても白髪がほとんど無く

腰まであった長い髪を梳っていました。

80才近くになって入院してやっと短髪にしましたが

私は祖母に似たのか白髪は少ないです。。。が

髪も少ないんですよう(;;)

ままま、それはいいとして。。。

姉様遊びの歴史は古いです。

和紙や千代紙で作った姉様はもちろん綺麗なのですが、

とうもろこしの皮という身近な材料で

可愛らしい人形を作った昔の人の心に私はひかれます。

そして。。。このとうもろこしの皮の人形は

世界中にあるんですよ。

とうもろこしのとれる場所ならどこにでも。。。

たとえば

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Dolls made from cornhusks are in all over the world. These cute dolls are from Italy.
こちらは昔イタリアのアオスタ村という所で

偶然見つけたとうもろこし人形です。

何十年たった今でもこのとおり可愛らしいままです。

世界中どこでもこんな優しいほのぼのした人の心は

いつも、いつまでも私を慰めてくれます。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日もお読みいただきありがとうございます。
<(_ _*)>

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posted by おとめ at 20:32| お人形たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする